Google PageRankは、Webの膨大なリンク構造を用いて、その特性を生かします。 ページAからページBへのリンクをページAによるページBへの支持投票とみなし、 Googleはこの投票数によりそのページの重要性を判断します。 しかしGoogleは単に票数、つまりリンク数を見るだけではなく、票を投じたページについても分析します。「重要度」の高いページによって投じられた票はより高く評価されて、それを受け取ったページを「重要なもの」にしていくのです。 こうした分析によって高評価を得た重要なページには高いPageRank(ページ順位)が与えられ、検索結果内の順位も高くなります。 PageRankは Googleにおけるページの重要度を示す総合的な指標であり、各検索に影響されるものではありません。 むしろ、PageRankは複雑なアルゴリズムにしたがったリンク構造の分析にもとづく、各Webページそのものの特性です。 もちろん、重要度が高いページでも検索語句に関連がなければ意味がありません。 そのためにGoogleは洗練されたテキストマッチ技術を使って、検索に対し重要でなおかつ、的確なページを探し出します。
重要点をリストアップします
- はウェブページがどのくらい評判がいいのか・人気があるのかを示すGoogleの評価
- 新しいリンクを発見するたびに大量のコンピュータで絶えず更新している
- の内部では細かな数値で見ている
- の外部ではツールバーで見えるように10段階に切り縮めている
- 通常は3ヶ月に1回、4ヶ月ごとにツールバーのPageRankを更新している
- 更新は時計のように決まった動きになっている
- セーフティチェックも行っていて、たとえばPageRank7か8くらいのはずのサイトが突然 2に下がったらメールが飛んできて調査する
- おおかたのプロセスは人間がほとんど介入しない
- を渡すためにリンクを販売していると、ツールバーのPageRankを下げられることがある
- はリンクの数だけじゃなく、リンクがどのくらい重要かも評価対象になっている
- gウェブ全体の状態をコンピュータで計算して、どのページがいちばん評判がいいのかを割り出している
特に新しい情報を含んでいるわけではないですね。
ツールバーでのPageRankに対しては正しい認識が広まってきたようで、更新しても以前と比べると“バカ騒ぎ”もなくなりました(そういえば、直近の更新っていつでしたっけ?)。
ただY ahoo!がGoogleの検索システムを採用することを決めた影響で、PageRankについて正しい理解をしていないサイト管理者やそれにつけ込んだSEO業者によって、また不正確なPageRank情報が出回るかもしれません。
- Googleが内部で使うPageRankとツールバーのPageRankは別物
- ツールバーのPageRankは最新の状態を反映していない
- ツールバーのPageRankは検索順位とは連動しない
- リンク販売するサイトはツールバーのPageRankを手動で下げられることがある
- ツールバーのPageRankは詐称できる
ツールバーのPageRankがまったく無意味だとは言いませんが、上に書いたことは知っておかなければなりません。
まわりのサイト管理者にも伝えてあげましょう
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